ブル軍団オババは、心に大きな傷を、30年近く持ち続けていました。
それは、母が癌になり、入院手術をした頃のお話です。
母は、我がままで、勝手気ままな父と、2人で暮らしていました。
知人から譲って頂いた「ビビ」と言う、雑種の女の子を飼っていましたが、
或る日から、ビビをリビングに入れて、遊ぶ様になりました。
父は、帰宅し夕飯を食べると、直ぐに近所に住んでいる、長男の所へ行ってしまうので、
母は、寂しくて、ビビちゃんを室内に、入れたのだと思います。
椅子に座った母の膝の間に、顔を出しては、母に頭を撫でてもらっていた、ビビの嬉しそうな顔。
母も、ビビの頭をなでなでしながら、幸せな顔。
今でも、脳裏に焼き付いています。。。
そんな母とビビのお別れ。。。
母の手術が無事に終了し、数日後に実家の様子を見に行くと、ビビが居ませんでした。
父に訊ねると「Kちゃんに、保健所に持って行ってもらった。Kちゃんの犬も一緒に。」
ビビと兄(長男)の家の犬(確かミッキーと呼ばれていた)の、2頭を・・・。
保健所に連絡しようと思いましたが、既に15日以上前に持ち込んだと聞き、
既に殺処分されたと、思いました。。。
私はショックで涙も出ませんでした。
兄は、元市会議員です。
犬さえも幸せに出来ない大馬鹿者が、何が市民の為に働くのか(激怒)
たった一期で落選したのも、当然の報いだと、私は強く思います。
母がそんな話を知ったら、ショックを受けると思い、頭が混乱しましたが、
母の病状が思わしくなかったので、説明をするのを止めました。
ビビ(尾尾)と言う名は、フサフサとした尻尾を、一生懸命に振るのを見て、母が名付けました。
富里の愛護センターへ行き、ビビの最期の地で、手を合わさなければと、
ずっと思っていましたが、自分の不甲斐なさに、自信を失い、足が遠のいていました。
今回、ブログで知り合いになって下さった、エレカノさんの活動を知り、
少しでも力に成りたい、ビビへのお詫びもしたいと思い、
犬猫保護団体「ちばわん」の運動に共感し、新聞紙を千葉県愛護センターへ、お持ち致しました。
http://blogs.yahoo.co.jp/hiroai00329 ←エレカノさんのブログ
新聞紙は、某新聞屋さんの皆さんの御協力を得て、30束以上をお持ちしましたが、
大量の新聞紙を持って行っても、迷惑に成らないかと、papaさんと心配しましたが、
実際は、センターの皆さんは、大喜びして下さって、こんなに喜んで下さるのでしたら、
毎月持って行こうと、papaさんと話しています。
特別に、施設の中を拝見させて頂きました。
一応、私はブリーダーですので、センターの獣医さんより、白衣と手袋と長靴をお借りしました。
しっかり感染予防をして頂きまして、有り難い事だと思っております。
ビビの事を思い出し、途中で泣き出してしまい、御迷惑をお掛け致しました。
人間の身勝手に因り、厳しい現実にさらされている子達でしたが、
多くのスタッフの皆さんから、とても良くされている、現状を拝見させて頂きました。
スタッフの男性がpapaさんに「ここは、処分場では無く、新しい飼い主を探す場所」と、
おっしゃっていらしたそうです。
獣医さんのお話ですと、千葉県全域の子達は、富里の愛護センターに、最後は集められるそうです。
ビビが連れて来られた当時は、非常に厳しい環境下だったそうです・・・。
ですが、今はその当時から比べると、改善されていますし、持ち込まれる頭数も減ったそうですが、
未だに全国ワースト4になってしまう、千葉県人の愛護精神の低さなのだと思います。
終生飼養が、もっともっと確立されないと、いけないと私は思っています。
愛護センターへ行き、嬉しい再会が有りました。
愛護センターの獣医さんは、動物取扱責任者申請をさせて頂きました、
柏保健所の獣医さんなのでした。
受付でお話させて頂いた時に・・・。
「何処かでお会いしたかなっ?」「JKCでかなっ?」「勉強会でかなっ」?????
と思いつつ、愛護センターに行った事で、少々緊張していましたので、
いつもの「まっ!良いか~!?」って思ってしまいましたが、
獣医さんの方から「松戸保健所で・・・」と言って頂きまして、
「思い出しました~!!!!!」と、ブル軍団老夫婦。
世間は、本当に狭いと実感いたしました~(^o^)/~
○○市のブルドッグのブリーダーをしていますと、私が自己紹介をさせて頂きましたので、
獣医さんは、思い出して下さったそうです。
papaさんの顔を見て、思い出して下さったとも、言っておられました。
それでは、尚更に新聞紙を月に一回は、お持ちしないと~!!!
千葉県愛護センターの皆様、大勢の皆さんが運んで下さいましたので、助かりました。 一度にお持ちして、御迷惑に成らないかと、少々心配でしたが、 皆さんの喜んで下さった、あの笑顔とお礼の言葉に、ブル軍団老夫婦は、安心致しました。 これからも、保護されました子達を、どうか宜しくお願い申し上げます。 皆さんの、御健康と御活躍を、心からお祈りしています。
獣医さんのお話によりますと、職員の方が作ったとのお話でしたが、
大きな欅の下に、広~いドッグランが、有りました~♪
保護室です。
ここでは、尊い命が扉に因って、最終部屋に押されて行く様な事は、されていないそうです。
最終部屋には、2頭の子が居ました。
多くのスタッフの皆さんが、保護された子達を、しっかり管理して下さっていました。
事務所です。
今回、大量の新聞紙をお持ちしましたが、10日程の量だそうです。
ワゴンの後ろの席も荷台にして、30束以上の量でしたが・・・。
衛生上の事を考えますと、やはりコンクリートの施設が、必要だと私も思います。
ですが、コンクリートの上で寝かせるのは、スタッフの方々も、させたくないそうです。
ましてや子犬には、千切った新聞紙は、保温にも役立ちます。
ブル軍団のわんダースも、千切った新聞紙の中で、スヤスヤと寝ています。
短い寿命の動物達です、長くても12~13年。。。
ブルドッグは、10年で長寿犬と呼ばれます。
人間の身勝手に振り回された子達が、少しでも落ち着けたら・・・☆
ブル軍団も大切ですが、保護された子達に。。。
何も出来ないブル軍団老夫婦ですが、これからも新聞紙配達をしたいと、思っています。
エレカノさん、愛護センターに行けて、本当に良かったと思いました。
次回は、お花を持って、ビビちゃんに手を合わせて来ようと思います。
少しは、お役に立てかな?と思えました。
ありがとうございました。